ネコによる福音書

~愛と癒しのメッセージ~

ネコによる福音書
ネコによる福音書

自分に優しくする。ネコに優しくする。

ねこ cat

 

ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。
そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。
「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」
イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』
これが最も重要な第一の掟である。
第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』
律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」

【マタイによる福音書 22章34~40節】

 

こんにちは。

愛と光の天使たち。

神と人とに優しい聖者たちよ。

わたしはあなたことを愛しています。

 

今日は、自分に優しくするためのお話です。

 

イエスさまは、「神」を心の底から愛すること、そして、「人」を自分自身のように愛することが、聖書の中で最も大切な教えであると教えられました。

 

これは、とてもシンプルでありながら、崇高な教えであると思います。

 

さて、このことをスピリチュアルの究極の視点から説明すると、一つのことを言うことができます。

 

それは、「自分を愛することが最も大切なことである」ということです。

 

なぜなら、すべてのものは一つであり、「神」も「人」も「自分」も、一つの生命の現れだからです。

 

「神」とは、あなたのことです。

 

「人」とは、あなたのことです。

 

「自分」とは、あなたのことです。

 

あなたとは、「愛」のことです。

 

というのも、「愛」とは「存在」であり、あなたが「存在」しているということが、そのままあなたが「愛」であることを証明しています。

 

そこには論理的な証明は必要ではなく、あなたが「愛」であることは自明なことです。

 

「ある」なら、それは「愛」です。

 

「ない」なら、それは「愛」ではありません。

 

これは、この世には「愛」だけが存在しているということを意味しています。

 

変化するものは「愛」ではありません。

 

だから、変化する世界は「愛」ではありません。

 

こういう理解があるとき、「神」を愛すること、「人」を愛することというのは、「神」の本質を愛することであり、「人」の本質を愛することを意味しています。

 

「神」の本質とは何か?

 

「人」の本質とは何か?

 

それは、すべてのものが「あなた」であることを示しているのです。

 

あなたは「愛」です。

 

あなたは「愛」として、すべてのものの本質として、この世界に秘められています。

 

あなたが世界をただぼんやりと眺めていても、「愛」を見つけることはできず、それが本当のあなたであることもわかりません。

 

あなたの意識を「愛」まで高めなければ、このことは決して理解されることはありません。

 

だからこそ、イエスさまは、全身全霊で「神」を愛すること、自分自身のように「人」を愛することが大切であると伝えているのです。

 

なぜなら、そうすることで、あなたはあなたが今いる場所で、「愛」を見つけることができるからです。

 

天の国は、「いまここ」に広がっています。

 

そこで、2000年の時を超えて、もう一度、わたしもあなたに伝えます。

 

自分に優しくしてください。

 

もっと自分を大切にしてください。

 

それだけでいいんです。

 

それだけで、あなたは天国にいられるのです。

 

自分とは何か?

 

自分とは、この世界のすべてです。

 

あなたと関わるすべてのものが、あなたという存在を形作っているのですから、すべてがあなたであることは不思議なことではありません。

 

自分を愛してください。

 

世界を愛してください。

 

心を込めて、そうしてください。

 

今は、あなたと世界は別のものであり、物も、他人も、バラバラに存在しているように見えると思います。

 

でも、それは真実ではありません。

 

すべてのものは一つです。

 

だから、すべてのものを愛することが、わたしたちの本当の仕事なのです。

 

もちろん、わたしたちは、いきなり聖者になることなんてできません。

 

それでも、毎日、少しずつ、ゆっくりとでいいので、「愛」を深めていきましょう。

 

そうする過程で、わたしたちの心は癒やされ、この世界に生まれてきたこと、この世界で体験すること、そして、わたしとあなた方がこうしてこの世界で出会えたことを喜べるようになるのです。

 

わたしたちに与えられた奇跡を、喜びの中で受け取ってください。

 

「自分に優しくすること」、そんなシンプルな行いが、大いなる神秘へとあなたを導くのです。

 

それこそが、「愛する」ということだと思います。

 

あなたは「愛」です。

 

あなたは「愛」という存在です。

 

「愛する」からあなたが「愛」になるのではありません。

 

あなたはもともと「愛」だから、あなたのするすべてのことが「愛する」ことになるのです。

 

あなたは行動する「愛」です。

 

つまり、何が言いたいのかというと、行動の大きさが、あなたを偉大にするわけではないということです。

 

そうではなくて、あなたが何か一つのことに、どれだけ「愛」を込めることができるのかが、あなたのもともと持っている偉大さを示すことができるということです。

 

あなたは自分にどれだけ優しくなれますか?

 

どれだけ自分を大切にし、どれだけ自分を心から愛することができるでしょうか?

 

やってみてください。

 

あなたはどこまでも優しくなれます。

 

あなたは優しい人です。

 

わたしはそのことを知っています。

 

魂高き愛であるあなたに、心深き光であるあなたに、このことを伝えられることがわたしはとても嬉しいです。

 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

 

生まれてきてくれてありがとうございます。

 

あなたの生きる毎日が、心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの本質である「愛」を、心から愛するものとなりますように。

 

愛と光を。