そこに座ってください。ネコに座ってください。
あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。
そこに座ってください。
しばらく静かにしていてください。
あなたに必要な答えが今、与えられています。
あなたが知りたいと願っているすべてのことが今、明かされています。
そこに座ってください。
座ってください。
どうか、お願いします。
何も、しないでください。
動かないでください。
何も、考えないでください。
心配しないでください。
ただ、そこに座って、リラックスしていてください。
できれば、背筋を伸ばしてください。
呼吸はゆっくりと、そして、すごく自然におこなってください。
足の組み方とか、手の組み方とかは、本当に自由で構いません。
床に座っても、椅子に座っても構いません。
静かに、静かに、あなたの意識のすべてを、「自分」に対して向けてください。
もし、自分を意識することが難しければ、①眉間か、②胸の中心か、③丹田に意識を向けながら、「自分が存在する」という感覚を強く感じてください。
④身体の全体に意識を向けても構いません。
外側の世界ではなく、内側の「自分」に意識を向けるということが、ここではとても重要です。
雑念が襲ってくるでしょう。
睡魔が襲ってくるでしょう。
こんなことは無駄だからもうやめようという考えが、あなたにこのことをやめさせることでしょう。
あなたに、このことをやめさせる力、つまり、ただ座っていることをやめさせる力が、この世界の正体なのです。
でも、そんなものは、実際には存在しないのです。
あなたは一つです。
宇宙も一つです。
2つの違ったものに、共通点があるのではなく、2つは同じものなのです。
わたしは宇宙に向かって語りかけるように、あなたに向かって語りかけています。
座るのは誰でしょうか?
本当にそれはあなたでしょうか?
あなたはその人を自由に動かすことができると信じています。
でも、座ると決めたあなたが、座ることをやめて、別の行動をするとき、それをするのは、あなたでしょうか?
それとも、「誰か」でしょうか?
きっと、それは「誰か」に違いないのです。
そもそも、座るのはあなたではないのです。
わたしは、あなたに語りかけています。
あなたは誰でしょうか?
それとも、「あなた」でしょうか?
あなたが求めているもの、ずっとずっと欲しくてたまらないものは、本当の幸せに違いないのです。
それは、今、あなたと共にあるのです。
そのことに、早く気が付かないといけないのです。
そうしないと、いつまでも、わからないままなのです。
わたしは、まやかしや、気休めを言って、あなたの時間を無駄にさせたくはありません。
苦しみに満ちた人生に、終止符を打たせてあげたいのです。
わたしがあなたに伝える明白な言葉は、「座ってください」ということです。
それだけです。
それだけでいいんです。
そして、続けてください。
真剣に、続けてください。
もし、座ることが嫌なら、無理に座る必要はありませんよ。
これは、「唯一」の道ではありませんからね。
でも、もし、座ることが嫌でないなら、是非、座ってみてくださいね。
なぜなら、これは、「おすすめ」の道だからです。
それではどうぞお掛けください。
わからなかったことのすべてが、はっきりと、明白になりますように。
あなたが幸せでありますように。
愛と光を。