鏡を見るのをやめましょう。ネコを見るのをやめましょう。
神即自然
【スピノザ『エチカ』】
あなたは鏡に映りません。
あなたは、鏡に映るその人間とは、何の関係もありません。
体のこと、容姿のことで、思い悩むのはやめましょう。
それは意味のないことです。
肌の状態、髪型、顔の大きさや形、体型、身長や体重、姿勢、美しさや醜さ。
そんなもののことは、すべて忘れてしまいましょう。
なぜなら、それらのものは、本当に、どうでもいいことだからです。
あなたの存在と、あなたの肉体とは、何の関係もありません。
あなたは、奇妙な方法でこの世界を見ています。
あなたは、形のある、目の前のものだけを見ています。
しかし、真実は、形がなく、無限に全体へと広がっているのです。
あなたがずっと求めている心の安らぎは、今もあなたと共にあるのです。
これは、比喩ではありません。
あなたは愛であり、永遠に自由であり続けます。
この世界で起こる一切の出来事に真剣に反応するのはやめましょう。
この世界には考えるだけの価値はなく、行動するだけの意味もありません。
ここは幻想の世界、夢の中の物語です。
一番大切なことは、あなたが自分が本当は何者なのかを思い出すことです。
この世界は鏡です。
だから、世界にあなたは映りません。
鏡を見るのをやめてください。
本当のことを。
神さまのことを。
思い出してください。
あなたのことを。
わたしのことを。
どうか、思い出してください。
そしてどうか、安らぎの中で目を覚まし、永遠の愛の休息の中で、わたしたちが共に、初めからあったように、終わることのないくつろぎの中にいられますように。
愛の祈りを。
いつものように。
p.s.
お願いします。
もう悩まないでください。
大丈夫ですよ。
何も心配いりません。
きっと、あなたはこれからも、幸せになるための「方法」を求めることでしょう。
けれど、そのための「方法」があるわけではないのです。
そうではなくて、その「方法」を手放すんです。
何の努力もいりません。
考えることをやめて、
もがくことをやめて、
すべてのことをやめて、
あるがままに、
来るものは来るように、
去るものは去るように、
自由に、
本当に自由に、
心を開いて、
ハートを開いて、
静かに微笑んで、
痛みを、
苦しみを、
過去を、
未来を、
優しくゆるしてあげてください。
そうすれば、何かが起こるのではありません。
そうすれば、本当は何も起こってなかったということを、あなたは知ることになるのです。