自分に自信を持って生きる。自分にネコを持って生きる。
ダビデは、イエスについてこう言っています。
『わたしは、いつも目の前に主を見ていた。
主がわたしの右におられるので、
わたしは決して動揺しない。
だから、わたしの心は楽しみ、
舌は喜びたたえる。
体も希望のうちに生きるであろう。
あなたは、わたしの魂を陰府(よみ)に捨てておかず、
あなたの聖なる者を
朽ち果てるままにしておかれない。
あなたは、命に至る道をわたしに示し、
御前(みまえ)にいるわたしを喜びで満たしてくださる。』
【使徒言行録 2章 25節から28節】
どんなことがあっても、壊れることのない心を、わたしたちは持ち合わせているわけではありません。
わたしたちは弱く、儚い生き物です。
それでも、わたしたちはこの混沌とした世界を、最期まで生き抜かなければならないのですから、強く生きようとする意志を持つべきです。
だから、わたしは心からの敬意を持って、あなたに思いを伝えます。
どうか、自分に自信を持って生きてください。
自分を信じること、それがすべてです。
これまで、数多くの否定が、あなたの自尊心を傷つけてきたことを、わたしは知っています。
世の中は、間違った思い込みの観念に支配されています。
この世界は、誰か特定の人物だけが優れているかのような錯覚をあなたに与え、あなたは大勢いる汎用な存在にすぎないのだと教えるのです。
誰かを持ち上げたり、誰かを扱き下ろしたりする地上の賞罰には、何の意味もありません。
あなた以外の誰かが褒められていたとしても、優れた存在だと称えられていたとしても、また、反対に、誰かが貶されていたとしても、嘲笑されていたとしても、それらの出来事はあなたの価値とは何の関係もないものです。
あなたは輝ける「光」、この世界の栄光である美しい「愛」です。
それ以外の名前も、栄誉も、この地上にあるどんな優れた言葉も、あなたの素晴らしさにふさわしいものではありません。
あなたの素晴らしさを表現できるものは、この地上にはないのです。
わたしは言葉の限りを尽くしてあなたを肯定しますが、それでも全く足りないくらいです。
あなたは本当に美しい。
本当に、本当に美しい。
自分の美しさ、自分の素晴らしさに気づいてください。
そうすればあなたは、自信を持つことができます。
自分に自信を持つことができれば、自分を好きになり、自分をもっと愛することができるようになります。
自分を尊敬することが、自分を愛することが、あなたの人生に奇跡を起こすのです。
奇跡とは、とてつもなくすごいものです。
これまであなたが経験したことのないような喜びが、まだまだこの地球にはあるのです。
どうか、自分に自信を持ってください。
自信を持つに値する価値があなたにはあります。
あなたは愛です。
そして、愛があなたの味方です。
あなたの内側にも、外側にも、壮大な愛が存在していて、それはいつもあなたと共にあります。
今も、この瞬間も、あなたは愛に包まれ、満たされています。
この愛を感じている限り、あなたはどんなものにも負けない強さを獲得することができるのです。
愛はあなたのすぐそばにいます。
耳を澄ますような態度で、心を静けさの中に入れてください。
不思議な感覚と同時に、得も言われぬ感情を体験するはずです。
宇宙と一つになったような、すべてのものと魂の絆で結ばれたような、そんな体験です。
それが愛です。
いつも愛と共にあれば、何も怖くありません。
少しずつでいいので、練習してみてください。
あなたは必ず愛と出会います。
もし、どうしても意識を集中させたり、自分に自信を持つことなんて到底できないと感じるときには、本当に簡単なことでいいので、小さな成功体験を積み重ねるようにしてみてください。
一番いいのは、新しいことを始めることです。
新しいことを始めると、新しい自分に出会います。
あなたの中にはまだまだ無限の可能性があって、その潜在的な可能性は、あなたに見つけてもらうのをずっと待っているのです。
自分に自信を持つために、あなたができることは全部やってみましょう。
だって、自分を疑いながら嘆くより、自分を信じて愛する方がずっといいでしょう?
あなたの生きる毎日が、これまで受けてきたすべての否定を肯定に変え、悲しみを喜びに、苦難を祝福に、不可能を可能に、虚無を奇跡へと変貌させるものとなりますように。
愛と光を。
※聖書の引用は、日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』からのものです。