君たちはどう生きるか。ネコたちはどう生きるか。
人間であるからには、すべての人が人間らしく生きてゆけなくては嘘だ。
そういう世の中でなくては嘘だ。
このことは、真っ直ぐな心をもっている限り、誰にだって異議のないことなんだ。
【吉野源三郎『君たちはどう生きるか』】
ねぇ、何のために人は生きるの?
悲しみの風の中で、いつか君は語りかける
けれど、風は答えてはくれない
その答えは、君の力で見つけなければいけない
君たちはどう生きるか
涙の日、失意の時
君たちはどう生きるか
ねぇ、何のために僕は生まれてきたの?
憂鬱な闇の中で、いつか君は語りかける
けれど、闇は答えてはくれない
その答えは、これからの君の生き方で決まる
君たちはどう生きるか
嵐の日、挫折の時
君たちはどう生きるか
助けを求める君の声が
いつまでも世界に鳴り響く
君に何かを伝えようとして
だけどもう、時間がなくて
教えてあげたいことが
山のようにあるのに
どうやって君に伝えよう
どうやって君に届けよう
君たちはどう生きるか
最後の日、別れの時
君たちはどう生きるか
そうして、一人の男に願いが託されました。
その願いは、一冊の本となって、わたしたちに与えられました。
『君たちはどう生きるか』
愛と光を。
※どうしたら効果的なブックレビューができるのかを考えた結果、一番自分らしいやり方がいいのではないかと思い、謎のポエムを創りました(笑)。まだ読んでいない方は是非読んでみてください。児童文学ですが、大人の心に響く確かなものがここにあります。そしてもちろん、子どもたちにおすすめです。