ネコによる福音書

~愛と癒しのメッセージ~

ネコによる福音書
ネコによる福音書

心の蓮を咲かせましょう。ネコの蓮を咲かせましょう。

蓮


こんにちは。

愛と光の天使たち。

泥の中で咲き誇る美しいロータスたちよ。

わたしはあなたのことを愛しています。

 

今日は、蓮(はす)の花のように生きるためのメッセージです。

 

あなたの心の中には、美しい蓮の花が咲いています。

 

この蓮は枯れることがありません。

 

この蓮は永遠に咲き続けます。

 

この蓮の花こそが、あなたの愛です。

 

あなたは、この蓮の花をより美しく、より大きく育てるために生まれてきました。

 

人生には、悩み苦しみが絶えることがありません。

 

とても辛いことですが、このことは変えることができません。

 

なぜなら、悲しみや怒りも、不安や怖れも、大切なことに気づいてもらうために与えられた、神さまからあなたへのメッセージだからです。

 

このことを聞くと、あなたは神さまに対する不信感でいっぱいになるかもしれません。

 

でも、どうか誤解しないでいただきたいのです。

 

あなたは神さまに罰せられているわけではありません。

 

あなたは今、夢の中にいて、その夢の中のルールに支配されています。

 

それは「カルマ」と呼ばれています。

 

カルマとは、何か原因があって、だから、目の前の結果があるんだよ、というルールです。

 

誰かにネコパンチした人は、別の誰かからネコパンチされます。

 

ネコを大切にする人は大切にされ、ネコを大切にしない人は大切にされません。

 

こんな感じのシンプルなルールがあるんです。

 

あなたに与えられている良いことも悪いことも、すべてがこのカルマが働いているために起こっています。

 

この夢の世界は、わたしたちが考えているよりも大きくて、「生まれ変わり」という壮大なトリックによって、わたしたちを閉じ込めようとしています。

 

もともと、わたしたちは肉体に宿ることで、その肉体によって体験することのできる喜びを、魂をもって知るために生まれてきました。

 

しかし、肉体には肉体の意識というものがあって、それがわたしたちの魂と複雑に絡み合い、そこから抜け出すことができなくなったのがわたしたちなのです。

 

何もかもを複雑にしてしまったのは、わたしたちのエゴに原因があります。

 

この夢の世界の最初の原因は、このエゴなのです。

 

エゴがあるかぎり、わたしたちはこの夢の世界から抜け出すことができません。

  

そこで、神さまはあなたのことを愛しているので、あなたをこの夢の世界から救うための方法を考えました。

 

それは、わたしたちに与えられている悩みや苦しみは、神さまから送られている愛のメッセージなんだよ、という方便を伝えることで、わたしたちを救うという計画でした。

 

本当は、悩みや苦しみに意味はありません。

 

それはただ、カルマというめんどくさいプログラムが作動しているだけなのです。

 

だから、神さまがあなたを苦しめようとしているというのは、間違った解釈なのです。

 

神さまはあなたを愛することしかできません。

 

だから、特別な嘘をつきました。

 

この嘘を、たくさんの聖者たちが伝えているのです。

 

わたしは聖者ではありませんが、聖者と同じようにあなたにこのことを伝えます。

 

それは、わたしが大変な苦労をして学んできたあの辛さや苦しみを、あなたには体験してもらいたくないからです。

 

あなたはただ知って、それを実践してください。

 

この宇宙は、愛の方便です。

 

すべてが愛のメッセージです。

 

あなたの心の中には、美しい蓮の花が咲いているとわたしは先ほど言いましたね。

 

実は、この世界で起こるすべてのことが、あなたの心の中の蓮の花をより美しく、より大きく育てるための栄養なのです。

 

よく知られていることですが、蓮の花は泥の中で育ちます。

 

泥って汚いイメージがありますが、とっても栄養豊かで、蓮の花が美しく咲くためには絶対に必要なものなのです。

 

この夢の世界は、全部がこの泥です。

 

すべてのものが悩みの原因であり、すべてのものが苦しみです。

 

でも、それがあなたの心の中の蓮の花にとっては、最高の栄養なのです。

 

蓮の花は開花すると、その花は閉じたり開いたりを繰り返して、約4日ほどで枯れていきます。

 

朝になると開いて、夜になると閉じる、というように。

 

あなたの心の蓮も、これと同じように、嬉しいとき、楽しいときには大きく開きますが、悲しいとき、辛いときには少し閉じてしまいます。

 

でもそれは、何も間違ったことじゃありません。

 

それはとても正しいことです。

 

そして、あなたの蓮は決して枯れることがありません。

 

あなたの人生に起こるあらゆることに、愛と許しの精神をもって接するとき、この花はより美しく成長し、より大きく世界を包み込みます。

 

心が宇宙を超えるまで、この成長は続きます。

 

あなたすべきことは、この世界が幻想であることを知りながら、それでもなお、慈悲の心、感謝の気持ち、優しさと思いやりをもって、今という瞬間を大切に生きることです。

 

これを日々、毎瞬毎瞬繰り返すことで、あなたはいずれこの世界から完全に抜け出します。

 

だから、毎日愛を実践してください。

 

毎日自分を愛してください。

 

自分を愛し続ければ、少しづつ自分の定義が大きく広がっていき、やがてあなたはすべてのものを愛することができるようになります。

 

愛するというのは、許すことです。

 

許すというのは、手放すことであり、執着をしないことです。

 

この夢の世界には、カルマというルールが働いていると言いましたね?

 

あなたの身に何が起こっても、それはただカルマが働いているだけなのです。

 

そこには何の意味もありません。

 

だからこそ、あなたはそれを許すのです。

 

手放すのです。

 

執着するのをやめるのです。

 

それが愛です。

 

愛とは、嫌なことが起きたとき、「これでいいんだ」「これでよかったんだ」と思い、物事を受け入れる強さを持つことです。

 

辛いことがあるでしょう。

 

苦しいことがあるでしょう。

 

でも、それはそれでいいのです。

 

わたしたちはもうすべてを知っています。

 

すべてがそれでいいんです。

 

いいんだよ、もういいんだよ、って思い続けてみてください。

 

すべてのことに「OK」を出してみてください。

 

すべてのことを、高い高い次元から、肯定して生きてみてください。

 

特に、あなた自身をあるがままに認めてください。

 

そうすると、あなたの心の中の蓮の花が美しく、本当に美しく花開きます。

 

大きく、本当に大きく咲き誇るのです。

 

出会う人すべてに、愛を与えてください。

 

起こることすべてに、愛を与えてください。

 

愛とは許すことであり、許しとは手放すことなのですが、あなたから積極的に愛を与えるという思いが、そのものに対する手放しになるのです。

 

愛を「与える」ことが、「手放し」になるということは、あなたには不思議に感じられるかもしれませんね。

 

夢の世界には怖れしかありません。

 

愛の世界には、すべてが許されているので、許しすらありません。

 

怖れの中で、愛を与えるということは、幻想を完全に否定することであり、それによって、そのものに対する執着を手放すことになるのです。

 

少し難しいかもしれませんが、ようするに、すべてのことを愛すればいいだけです。

 

あなたがすべてのことを愛するのには理由があり、はっきりとした目的があります。

 

それは、本当の幸せと一つになることです。

 

毎日たくさんの悲しみ、怒り、憂鬱、ストレス、罪悪感、焦燥感、様々なことが起こるでしょう。

 

でも、それはいいんです。

 

それはただ起こるべきことであり、それはそれで置いておいて、あなたは愛を選択するのです。

 

そうすれば、あなたは幸せで「いられます」。

 

幸せと「=」で結ばれるのです。

 

これが、夢の世界であなたが果たすべき愛の方便です。

 

方便なので、無理に受け入れる必要はありませんよ。

 

そんな考え方もあるのかぁ、ふむふむ、という感じでいいのですよ。

 

ただ、あなたの目の前にこのメッセージが「起こった」だけなのですから。

 

すべてのことは完璧です。

 

自由に生きてください。

 

でも、できたら、心の蓮を咲かせてください。

 

辛いこと、苦しいことを栄養にする、そんな簡単な発想だけでも、少しだけ心が軽くなりますからね。

 

大丈夫ですよ。

 

あなたには必ずできますよ。

 

あなたは本当はとても強いから。

 

あなたの生きる毎日が、泥の中でたくましく育つ蓮の花のように、美しく咲き誇る奇跡となりますように。

 

愛と光を。