祈りでカルマを消しましょう。ネコでカルマを消しましょう。
こんにちは。
愛と光の天使たち。
心の綺麗な祈り手たちよ。
わたしはあなたのことを愛しています。
今日は、「祈り」と「カルマ」についてのお話です。
わたしたちの生きているこの世界は夢の世界であり、実際には存在しておらず、ただ一つの生命があらゆる表現として、幻のように現れているに過ぎません。
「あなたという神さまの見ている夢」、という表現が適切かもしれませんね。(もっと正確にいうと、あなたは神さまの子どもです)
本来、わたしたちは一つの「意識」であり、一つの「気づき」であり、そこに分離は存在せず、ただ愛だけが存在しています。
カルマとは、愛に基づかない思いから生まれた行いの結果が、巡り巡って自分に返ってくるというエネルギーの法則であり、また、エネルギーそのものを意味する言葉でもあります。
つまり、カルマとはこの世界の仕組みそのものであり、単なるエネルギーの活動なのです。
一般的な言葉を使うと、良いことをすると良いことが起こり、悪いことをすると悪いことが起こります。
ですが、善悪というものはもともと存在しないので、この言葉にはあまり意味はありません。(愛は良いとか悪いとかいったことを超越しています)
したことが返ってくる、上に投げたボールが戻ってくる、鏡に反射した光が跳ね返ってくる、というように、単純に物理法則だと考えてもらったほうがスッキリするかと思います。
カルマについて話すときにあなたに知っておいてもらいたい重要なことは、あなたには一切の罪はないということです。
あなたは何も悪くありません。
あなたに罪はありません。
このことは覚えておいてください。
それは、罰せられるべき悪ではなく、正されるべき間違いだ、ということができます。
たとえば、数学の問題を解くとき、うっかりミスをしてその答えを間違えたとしても、そのことで罪悪感を抱く必要なんてありませんよね?
そういうときは、正しい解き方を復習し、もう一度正しい答えを導き出せばいいだけです。
そこに感情的な葛藤など必要ではないのです。
これと同じように、カルマというものはあなたの過去生でしてしまった間違いの結果であり、それはただ今回の人生で修正していけばいいだけの数学の問題のようなものです。
人は誰だってミスをするものです。
ミスをするのは当たり前です。
人は失敗をするために生まれて来ています。
もちろん、失敗から正解を導き出すためですけどね。
完璧な人なんていません。
だからどうか、カルマについて考えるとき、そのことでは絶対に傷つかないでくださいね。
正直に申し上げると、わたしは、本当はカルマについての話をしたくはないのです。
なぜなら、カルマは幻想であり、実際には存在していないからです。(あくまでも物語としての世界の仕組みです)
カルマについて話すことで、あなたを混乱させたくはないし、あなたを道に迷わせたくはありません。
しかし、カルマの説明をしないと、祈りがどれだけ素晴らしいものなのかが理解されないことに気がついたので、できる限り誤解されることを避けながら、慎重に説明しようと思ったのです。
というのも、カルマは祈りによって簡単に消すことができるからです。
あなたの悩み苦しみは祈りによって消すことができます。
この場合の祈りとは、祈りの言葉であり、祈りという生き方です。
つまり、カルマは「愛」によって消えるということです。
「愛」の本質、そして、祈りの本質は、「神への感謝」と「人への奉仕」にあります。
この本質に基づいて、わたしはシンプルな祈りの例を考えました。
神さま、ありがとうございます。
すべての人が幸せでありますように。
「神さま、ありがとうございます」とは、神とあなたとを結ぶ「縦の祈り」です。
「すべての人が幸せでありますように」とは、あなたと人とを結ぶ「横の祈り」です。
この世界にある祈りは、そのほとんどが「縦」と「横」の「十字」によって構成され、神から送られてくる愛を、すべての人と分かち合うことを目的として作られています。
なぜなら、それが神さまの心と一つになるための手段であり、あなたが幸せになるための手段だからです。
神のみ心は世界平和です。
世界平和というとすごく漠然としていますが、すべての人が自分の人生を自由に謳歌して楽しむこと、各々の願いを実現し、笑顔で毎日を送ること、そのような世界が平和であるように思います。
あなたは今、カルマという分厚い雲に覆われていて、神さまという太陽から送られてくる愛の光が遮られた状態にあります。
カルマというのは、個人のものだけでなく、先祖のものであったり、国ものであったり、生きとし生けるものの想念であったりします。(人類すべての過去生の記憶や意識や想念、すべての生命の動物・植物・鉱物としての過去生の記憶や意識や想念の集合体でもあります)
カルマはとにかく複雑で、ものすごく重苦しく、とてもしつこくてやっかいなものです。
そんなわけのわからないものに、あなたの幸せを妨害させる必要なんてありません。
カルマは祈ることで消すことができます。
カルマは 「愛」によって消すことができます。
カルマはすべてのことを許すことで消すことができます。
神を愛し、人を許す。
これがカルマを消すための極意です。
このとき、自分を許すこと、自分を愛することも、どうか忘れないでくださいね。
自分を許し、人を許す。
自分を愛し、人を愛す。
自分というのは神さまのことでもあるので、この表現も正しいと言えます。
カルマなんてものは、「愛」の前には無力なものです。
ただ、ちょっとカルマはしつこいところがあるので、というか、めちゃくちゃしつこいので、徹底的な祈りが必要です。
一つのカルマ自体は愛によって一瞬で消えるのですが、カルマの量がちょっと多すぎるんですよね。
あなたの転生の回数が多ければ多いほど、カルマも多くて重くなります。
しかし、転生の回数が多いからこそ、あなたの魂は磨かれており、愛に目覚めることができるとも言えるのです。
祈りは、朝に1回夜に1回とかではおそらく全然足りません。
たとえば、「神さま、ありがとうございます」というような祈りの言葉を唱えるとしたら、1日1000回くらいを目安にした方がいいかと思います。
もっとも、24時間365日、愛と感謝の思いを抱いていられるなら、祈りの回数は問題にはなりません。
いつでも愛と感謝の思いを抱くこと、それがカルマを消し、幸せになるための生き方だからです。
祈りはそのための一つの方法であり、また、とても良い方法です。
人によりますが、100万回くらい本気で祈ると、ちょっとした奇跡や神秘体験が起こると思います。(実際にはもっと早く起こるかもしれません)
祈りの言葉は何でもかまいません。
先ほど紹介した「神さま、ありがとうございます。すべての人が幸せでありますように。」というシンプルな祈りは、祈りの本質に着目し、カルマを消すことを目的として考えたものなのでおすすめできます。
「世界が平和でありますように」「生きとし生けるものが幸せでありますように」など、自由に文言を変えて使ってみてください。
また、ホ・オポノポノの4つの言葉「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」や「ありがとうございます」などもカルマを消すことができるためおすすめです。
それから、わたしたちは一つなので、他人のカルマも祈りによって消すことができます。
世界平和の祈りは、実際に平和をこの世界に近づけているのです。
そんなことも考えながら、どうか、楽しみながら祈りを始めてみてくださいね。
カルマは生まれては消えていく意味のないものです。
それは勝手に起こり、勝手に消えていきます。
それは、必ず消えていきます。
どうか、辛抱強く祈りを続けてください。
分厚い雲を吹き飛ばしてください。
祈りがわたしたちの心を変え、わたしたちの生き方を変えます。
幸せは「今ここ」にあります。
あなたは幸せそのものです。
祈りがあなたにそのことを知らせてくれるでしょう。
あなたの生きる毎日が、愛と感謝の祈りに満たされたものとなりますように。
愛と光を。
p.s.
偉大な光明思想家であり、覚者である五井昌久(ごいまさひさ)先生の教えと祈りをここに紹介します。
【人間と真実の生き方】
人間は本来、神の分霊(わけみたま)であって、業生ではなく、常に守護霊、守護神によって守られているものである。
この世のなかのすべての苦悩は、人間の過去世から現在に至る誤てる想念が、その運命と現れて消えてゆく時に起る姿である。
いかなる苦悩といえど現われれば必ず消えるものであるから、消え去るのであるという強い信念と、今からよくなるのであるという善念を起し、どんな困難の中にあっても、自分を赦し人を赦し、自分を愛し人を愛す、愛と真と赦しの言行をなしつづけてゆくとともに、守護霊、守護神への感謝の心をつねに想い、世界平和の祈りを祈りつづけてゆけば、個人も人類も真の救いを体得できるものである。
「消えてゆく姿」という教えが大変素晴らしく、この教えが多くの人の心を救うのではないかと思います。
この世界はたしかに幻想と言えば幻想なのですが、たいていの覚者の方は、そのことををそのまま伝えているので、わたしたちは現実とのギャップに苦しんでしまいます。
しかし、この教えは、その幻想を現在進行系で消えていくものだと教えてくれているので、なんとなく腑に落ちた思いで、自分たちの身に起きていることを理解できるのです。
苦しみはたしかに、わたしたちを通過して、やがて消えていくものです。
ちょっとした言葉の違いで、わからなかったことがわかるようになることをわたしは教わったような気がします。
ここで言われている「世界平和の祈り」とは、次のとおりです。
【世界平和の祈り】
世界人類が平和でありますように
日本が平和でありますように
私たちの天命が完う(まっとう)されますように
守護霊様ありがとうございます
守護神様ありがとうございます
守護霊や守護神というのは、わたしたちを守り導いている高次の聖なる存在のことで、わたしは聖霊や守護天使、大天使などと呼んでいます。
これは、あなたの好きな名前で呼んだらいいと思います。
カルマを消すのは、実際にはわたしたちではなく、高次の聖なる存在たちなので、彼らに感謝を捧げるこの祈りは理にかなっており、また、格調があって美しいなぁと思いました。
この記事の中の「神さま、ありがとうございます。すべての人が幸せでありますように。」という祈りはここから着想して、もっと現代的でシンプルな表現にまとめさせていただきました。
あなたも是非、色んな祈りを参考に、自分にふさわしい祈りを作ってみてください。
ちなみに、五井昌久先生は「白光真宏会」という宗教を興していますが、わたしはこの宗教とは何の関係もないことを伝えておきます。
わたしはただ、一人の思想家としてこの方を尊敬しているだけです。
わたしは、組織的宗教というものには属してはいません。
わたしは通りすがりの、神秘主義のただの自由なネコなのです。
五井昌久先生が、祈りを最重要視していることがとても嬉しくて、また、「消えてゆく姿」という教えが、わたしにとって衝撃的だったので、ここに紹介させていただきました。
あなたにとって、何かのお役に立てれば幸いです。
本も紹介しておきますね。