心のリハビリを始めよう。ネコのリハビリを始めよう。
たとえば、何らかの理由で、一人でスーパーに買い物に行けなくなってしまった人がいたとします。
でも、その人が、何度も何度も挑戦して、ありとあらゆる努力をして、ようやくスーパーに一人で買い物に行くことができるようになったとしたら、それは、ものすごく価値のあることだと思うんです。
それは、その人にとって、オリンピックに出場することのような、ノーベル賞を受賞することのような、本当に、それくらい、すごく価値のあることだと思うんです。
誰がなんと言っても、それは奇跡です。
そして、奇跡の価値は他人と比べることなんてできません。
いろんなことで、様々な理由で、「何か」ができなくなっている人たちがいます。
その、できなくなっている「何か」が、できるようになることは、本当に奇跡です。
ここに、あなたに伝えたい大切なことがあります。
どうか、奇跡の価値を、世間一般の価値観によって、意味のないもののように考えるのはやめてください。
奇跡に優劣はありません。
あなたの人生にも優劣はありません。
ゆっくりでいいんです。
誰とも比べなくていいんです。
あなたにできる、一つひとつのことを、ただ、一生懸命やっていけばいいんです。
どんな情報にも、どんな意見にも、決して惑わされないでください。
ときにはポジティブな言葉でさえ、あなたの負担になってしまうかもしれません。
そういうときには、太陽のような強い光、パワフルな言葉を、遠ざける勇気も必要です。
そして、月のような優しい光、やわらかい言葉に、あなたを導かせてあげてください。
どちらも上手に使って、その暗闇から抜け出しましょう。
ちょっと大きめ決断は、後回しにしちゃいましょう。
心配はいりません。
絶対に大丈夫です。
どんなことでも、結局なんとかなるものですから。
一日いちにちの思いを、温かい安らぎで満たしましょう。
一つひとつの行いを、優しい喜びで溢れさせましょう。
今、やれることをやりましょう。
今日、できることをやりましょう。
簡単にできることを、侮ってはいけませんよ。
どんなに易しいことでも、すごく丁寧にやってみるんです。
足を骨折した人が、少しずつ、歩く練習をするように、
心を骨折した人は、少しずつ、人と関わる練習をするんです。
わたしには、あなたの辛い状況はわかりません。
あなたの苦しみは、誰にも理解できません。
それは、あなただけのものだからです。
それは、あなたの負った、特別な十字架だからです。
でも、どうしても、助けてあげたいと思うんです。
だからわたしは、あれやこれやと考えて、こうやって、あなたに伝えたい言葉を綴っています。
それが、わたしに今できることだから。
それが、わたしの小さな愛だから。
いつかあなたが元気になって、誰かに光を与えてください。
たくさんの人に助けられたように、たくさんの人を助けてあげてください。
それが、本来のあなたの姿です。
あなたは光です。
さぁ、心のリハビリを始めましょう。
愛のリハビリを始めましょう。
あなたの生きる毎日が、心を回復させる奇跡となりますように。
愛と光を。