わたしはあなたが大好きです。ネコはあなたが大好きです。
魂の目的は、「好奇心を満たすこと」にあるらしい。
だから、魂というものは、冒険が好きなのだ。
それがたとえ、危険を伴う体験であったとしても、魂はそれを望んでいるのだ。
一方、肉体の目的は、「自己防衛」と「種の保存」にあるらしい。
だから、肉体というものは、とても臆病で、怖がりで、それでいて攻撃的で、衝動的でもある。
肉体は、魂とは違って、新しい刺激なんてものは求めていないし、安定した毎日と、プログラムされた欲求を満たすことに一生懸命だ。
宇宙は、神の好奇心によって生まれ、神は、生命への愛のために、それを、不思議な形で分かち合われた。
つまり、「好き」という気持ち、何かを「知りたい」という思い、そういった感情的なエネルギー(いわゆるパトス)が、存在するすべての原動力であり、存在するすべてを存在させている理由でもある。
それ、それ自体が目的であり、それ、それ自体が神の正体なのだ。
では、「好き」という気持ちは、どこからくるのか?
どこにあるのか?
一体、それはなんなのか?
考えてみなくてはいけない。
「好き」という気持ちは、愛の中に仕舞われている。
愛は、「好き」という気持ちを入れておくための宝箱なのだろう。
まず、愛があり、愛が開かれると、そこに宇宙が生まれる。
宇宙は、「好き」という気持ちの集合体であり、神の好奇心のために創造されたポエムであり、物語であり、音楽であり、絵画なのだ。
「好き」という気持ちも、愛も、すべてのものは「ここ」にある。
「ここ」とは、すべての点であり、時間と空間が同じ意味になる場であり、時であり、今であり、あなたのことでもある。
このような複雑なようで、とてもシンプルな世界の中で、「魂」と「肉体」を持って、わたしたちは生まれた。
わたしたちは、「ここ」に生まれた。
新しい冒険を望む「魂」と、穏やかな繁栄を望む「肉体」が一つになって、そして、この2つの相反する「あり方」を橋渡しするために、わたしたちの中には「心」が生まれた。
「心」はあとから生まれたのだ。
「心」はもともと存在しないものだったのだ。
だから、いつも2つの「あり方」の間で揺れ動いている。
心は苦しめられ、傷つけられる。
しかたのないことだけど、やっぱりそれは悲しいことだとも思う。
でも、じゃあ、どうすればいいんだろう?
どうすれば、わたしたちは自由になれるんだろう?
幸せになれるんだろう?
一つずつ順番に考えていくと、どうやら、わたしたちは宇宙ではないらしい。
宇宙は、好奇心のために存在し、「好き」というエネルギーの波動によって揺れ動いているけれど、わたしたち自身について言えば、その本質は宇宙の外側にあって、美しい世界の流れを、ただそこで見ているだけの愛なのだ。
そう、わたしたちは愛なのだ。
つまり、わたしたちは、宇宙という体験を分かち合われた神であり、分かち合った神でもあるのだ。
創造を創造した創造主がわたしたちであり、創造主に被造された被造物がわたしたちの影なのだ。
わたしたちは、光と影を使って遊んでいる。
幻のような世界と、現実のような夢の中で、なんのために生まれ、なんのために生きるのか、その意味もわからず、ただ泣いている。
この世界には、なんの意味もありません。
でも、これは悲しいことじゃありません。
ただ、好きなことをしていていいんです。
あなたの好きなことを、思いっきり楽しんでいいんです。
どんなしがらみにも翻弄されず、どんな意見にも左右されないで、あなたの、本当に好きなことを、心の底から楽しんでください。
だから、喜んでいてください。
笑っていてください。
それが自由です。
それが幸せです。
こんな当たり前のことを言うために、少しわけのわからないお話をしてみました。
大切なのは、あなたの心に響くこと。
響かないものは、共鳴しないわけだから、特に気にする必要はないんですよ。
なんだかよくわからないけれど、とにかく何も心配せず、いつも、いつものあなたでいてくれたらそれでいいんです。
神は、あなたを愛しています。
神は、あなたのためにすべてを整えています。
だから、すべてのことを神に委ね、心から安心して、大事な大事な毎日を送ってください。
どんな日のあなたも、大切な宝物だから。
最高の自分も、最低な自分も、どんなあなたも、心の底から愛してあげてください。
あなたがあなたであることを誇りにしてください。
「これがわたしだから」
「これが大切なわたしだから」
これでいいんだ、って思ってください。
あなたを包み込む日常が、ネコの不思議なメッセージによって、いつもとは変わったものに見えるように、いつもとは変わったものに変わるように、今日も祈りを捧げます。
喜びよ、広がれ。
悲しみよ、吹き飛べ。
光であるあなたが、愛であるあなたが、どんなものにも負けることがありませんように。
わたしはあなたが大好きです。
ありがとう。
愛しています。
愛と光を。
p.s.
今、あなたの魂と肉体は、知恵の輪のようにつながっています。
複雑に絡み合ってしまっている、とでもいいましょうか。
でも、本当はもっと単純なつながりであるべきであって、肉体の経験を、ただ「知る」ことができるのが魂の本来のあり方なのです。
あなたは今、忘れてしまっているのです。
本当は、自分は誰なのかを。
でも、心配しないでください。
それは必ず明らかになります。
具体的にいうと、あなたが自然に興味を持ったことに、普通に従っていくだけで、それは起こります。
すべてのことがあなたのために、もうすでに用意されていて、それは順番に起こっていきます。
だから、大丈夫です。
あらゆる思いを、あらゆる不安を、あらゆる怖れを、静かに手放してください。
あなたが「ここ」に存在すること、今生きていることを、噛みしめるように、深く味わうように、感じ続けてください。
これは深い瞑想状態に似ています。
これは清らかな祈りの状態に似ています。
あなたが「ここ」に「ある」こと、「わたしがある」ということ、ただそれだけを、いつもいつも、何度も何度も、思い出してください。
天国を思い出してください。
あなたのパズルはもう解かれています。
知恵の輪は外れています。
愛しています。
本当に。
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