愛はあなたを愛しています。ネコはあなたを愛しています。
すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。
【マルコによる福音書 1章 11節】
この世界に存在するすべての人は、愛から生まれ、愛によって育まれ、愛によって守られています。
あなたは愛されています。
他人より自分が、自分より他人が、劣っているとか、優れているとか、そんなことは、本当にどうでもいいことなんです。
思い通りにいかない自分の運命も、何もかもうまくいかない現実も、あなたの完全性を損ねることはできません。
愛なんですよ。
あなたは。
愛というかけがいのない、素晴らしい存在なんですよ。
あなたが今、幸せを感じていないとしたら、あなたは自分を愛してはいません。
あなたは自分に嘘をついて生きています。
それほどに苦しいことは、この世にはありません。
愛の教えはとてもシンプルです。
それは、あなたは幸せか、幸せではないのか、そのどちらかでしかあり得ないのだと教えます。
あなたをほんの少しでも動揺させる事柄は、愛があなたに望んでいるものでは決してありません。
愛はあなたに、ほんの少しでも苦しんでもらいたくはないのです。
あなたの抱えている悩みの大きさは、全く関係ありません。
肌のトラブルだろうが、お金の心配ごとだろうが、人間関係の悩みであろうが、それらは問題の大小に関わらず、あなたに与えられるべきものではないのです。
すべての悩みは同じものであり、すべての苦しみの原因は一つです。
それは、「あなたが愛から離れてしまっている」ということ、そのことだけに起因しているのです。
だから、いつも愛と共にいてください。
そうすれば、あなたは思い悩むことなく生きられます。
あなたは愛であって、愛でないものではありません。
あなたは痛みでも、心配でも、憂鬱でも、死でもありません。
あなたは愛です。
本当に、言葉そのままの意味です。
あなたは愛です。
どうか、この世界の常識のすべてを捨てて、圧倒的な愛の感情、圧倒的な愛の教えを、心に思いとどめてください。
あなたが他人に嫉妬したり、他人を憎んだりしているとき、あなたは愛と共にはいません。
あなたが自分を責めたり、自分の運命を呪ったりしているとき、あなたは自分が何者なのかを忘れてしまっているのです。
あなたは、あなたが他者だと考えている彼であり、彼女です。
わたしたちは一つなのです。
すべての人、すべてのものを愛してください。
あなたに与えられた境遇はすべて、愛によって計画され、愛によって構成されています。
あなたが今関わっている人たちとの関係に、愛はありますか?
あなたの今している生き方に、愛はありますか?
あなたは本当は、自分のことも、他人のことも、そして自分の運命のことも、すごく愛しています。
あなたはこの上なく心優しき聖者です。
わたしはそのことをよく知っているのです。
一体何が、あなたをあなたではない者にさせているのでしょうか?
それは、これまであなたの魂が経験してきた恐怖が影響しています。
恐怖、怖れの感情、苦痛の記憶、悲哀の歴史。
それらがあなたの人生に暗い影を落としているのです。
でも、それらのものはもう必要ありません。
わたしはあなたにとっての機会であり、人生を変えるスイッチです。
あなたにとって必要のなくなったすべてのものを、今、手放しましょう。
そして今、愛を受け取ってください。
もう、やめよう。
もう、変わろう、って、思うだけでいいんです。
体の筋肉がどこか硬く緊張するたびに、そこに込められた思いを解放するように力を抜いて、リラックスして、愛を受け取ってください。
全身の力をゆるめて、美しい愛の光が自分を包み、満たしている様子を心に思い描きましょう。
愛が、本当に今、あなたを癒やしています。
世界最高のヒーラーがいつも、あなたの中にも、あなたの外にも、いたるところに存在しているのです。
もう何も心配いりません。
もうどんなことも気にしなくていいんです。
あなたがこれまで考えてきたこと、言葉にしてきたこと、行なってきたことのすべてをゆるし、あなたがこれから考えていくこと、言葉にしていくこと、行なっていくことのすべてを、愛で満たしてください。
これからは愛についてのみ考え、愛だけを語り、愛だけを行なってください。
それだけでいいんです。
シンプルに生きましょう。
他には何もいりません。
あなたにはできます。
あなたにできないことなんて何もありません。
さぁ、元気を出して、そして、勇気をもって、この世界をあなたの愛のエネルギーで塗り替えましょう。
何も怖くありませんよ。
だって、みんな、神さまの愛する子どもたち、みんな、愛の心に適った天使たちだからです。
あなたの生きる毎日が、いつも愛を思い、いつも愛を語り、いつも愛を行う聖なる日々でありますように。
愛と光を、喜びを。
※聖書の引用は、日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』からのものです。