夢の列車に乗りましょう。ネコの列車に乗りましょう。
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
【宮沢賢治】
こんにちは。
愛と光の天使たち。
銀河鉄道の乗客たちよ。
わたしはあなたのことを愛しています。
今日は「世界は夢の列車である」というたとえ話です。
あなたは今、夢を見ています。
夢という列車に揺られながら、すべての人が運ばれています。
この列車の目的地は愛です。
夢の列車はガタンゴトン、一生懸命に目的地に向けて走っています。
さて、あなたの人生には義務と権利があります。
あなたの義務は、この世に生まれてくることです。
なので、あなたの義務はもう果たされています。
これ以上、あなたはこの世界でもう何もする必要はありません。
夢の列車での旅を楽しんでください。
ただ、もう一つ、あなたはには権利もあります。
あなたの権利は、「愛する」ということです。
というのも、あなたの存在の本質は愛なので、あなたにできることは愛することだけだからです。
なので、あなたは夢の列車の中にあるすべてのものを愛することができます。
この夢の列車の中で何をしようと、列車は目的地には必ずたどり着きます。
だから、あなたは本当に何も心配せず、何かをしようとがんばったり、あれをしなきゃ天国に行けない、これをしないと地獄に行ってしまう、なんて考える必要はありません。
夢の列車の目的地は愛であり、それは天国でも地獄でもありません。
もしも、天国が「幸せの世界」だとしたら、愛は「幸せそのもの」です。
あなたは「幸せの世界の住人」ではなく、「幸せそのもの」になるために列車に乗っています。
愛とはあなたの故郷であり、あなたの帰るべき場所なのです。
さて、あなたにはこの夢の列車の中のあらゆるものを愛するという権利があります。
愛するとはこの場合、何を意味するのでしょうか?
どうせ目的地には着くのだから、何かを愛することに意味はあるのでしょうか?
実は、とても大きな意味があります。
というのも、夢の列車の乗客たちには、あなたを含め、たくさんの荷物があります。
わたしたちのたくさんの荷物は、「悩み」や「苦しみ」です。
悩みや苦しみはとても重いので、夢の列車の速度を遅くしてしまっているのです。
夢の列車は何があっても絶対に止まることはありません。
だから、目的地には必ずたどり着きます。
しかし、悩みや苦しみというたくさんの荷物が、夢の列車の速度を落としているので、それがいつになるのかはわからないのです。
予定よりも早く着くかもしれませんし、遅く着くかもしれません。
これは日本では考えられないことですが、とてもルーズな列車なのです。
夢の列車、ダメですね。
でもまぁ、これはもう、こういうものなのでしかたがありません。
ここで、「愛する」ということが役に立ってきます。
この例えの話の中でいう「愛する」という行為は、夢の列車の乗客たちの荷物を外に捨ててしまうことなのです!
人の荷物を勝手に捨てるなんてひどい話に思われるかもしれませんが、一応この荷物は「悩み」と「苦しみ」なので問題ありません。
乗客の荷物が減ると、列車の速度が上がり、目的地に到着するのが早まるのです。
夢の列車の最高速度は光よりも速いので、みんなの荷物がなくなると、列車は一瞬で目的地にたどり着きます。
ちなみに、今はのろのろ運転です。
夢の列車、ダメですね。
なので、できるだけたくさんの乗客の荷物である「悩み」や「苦しみ」を、「愛する」というやり方で列車の窓から外へ捨ててあげてください。
もちろん、これは権利なので、絶対にそうしなければならないわけではありませんよ。
ただ、そうすると夢の列車がより早く、愛である目的地にたどり着くというだけのことなのです。
なので、そんなに深刻になる必要はありません。
みんなで楽しくおしゃべりをしたり、流れゆく景色を眺めたり、おいしいお弁当を食べたり、好きなことは全部やってみてください。
人の役に立たなくちゃいけない、地球のためにできることをしなくちゃいけない、というのはとても素晴らしい思いです。
でも、それは怖れの気持ちからするべきことではありません。
そうではなくて、あなたはにはもう愛が約束されていて、あなたは安全で守られているので、あなたは絶対に、必ず幸せになれるのだということを知っていただいて、そして、その喜びの中で、自分が本当にしたいと思う貢献してもらいたいのです。
「怖れ」からではなく、「喜び」から人生を選択して欲しいのです。
これが、この記事でわたしの一番伝えたかったことです。
夢の列車も、その走る線路も、外に映る景色も、その中にあるあらゆるものも、すべてが愛によって創られています。
あなたの「悩み」や「苦しみ」は、「怖れ」からできています。
その荷物は、愛のもとへ到着したら、あなたが使おうと考えているものです。
しかし、愛にはすべてのものが用意されています。
そこでは何も必要ではありません。
だから、すべての荷物を手放してください。
そうすればもっと早く、もっと元気に、夢の列車は動き出すのです。
どうか、怖がらないでください。
勇気をもって捨ててください。
みんなあなたが大好きです。
わたしもあなたが大好きです。
あなたがすべてを捨てたとき、夢の列車は姿を消します。
何もかも幻だったのです。
あなたは夢を見ていたのです。
そのとき、あなたはどんな疑問も抱きません。
ああ、こういうことだったのか、こんなにシンプルなことだったのか、と気がつくのです。
今からでも何にも遅くありません。
愛を、世界中にプレゼントしてください。
あなたの愛を、すべての人に与えてください。
あなたはもう、夢の列車に乗っています。
あなたにはもう、幸せが約束されています。
あなたの生きる毎日が、重たい荷物を軽くする愛の奉仕の日々となりますように。
愛と光を。