ネコによる福音書

~愛と癒しのメッセージ~

ネコによる福音書
ネコによる福音書

宇宙はあなたを必要としています。ネコはあなたを必要としています。

cat ねこ

 

世界はあなたであり、あなたは世界である。

【J・クリシュナムルティ】

 

広大な宇宙の中に、小さな青いボールが浮かんでいる。

 

地球と呼ばれているそのボールの上には、わたしたちの命が脈打っている。

 

途方もなく広い空間の中にありながら、どうしてわたしたちの日常はこんなにも虚しいのだろう?

 

どうして、自然界の神秘の中にいながら、わたしたちはお金の心配をしたり、健康を気にかけたり、人間関係のことで悩まなければならないのだろう?

 

目を閉じて、広い宇宙を想像する。

 

目を開けて、目の前の現実を見つめる。

 

わたしは絶望する。

 

なぜ?

 

なぜわたしはここにいるのか?

 

答えは誰も教えてくれない。

 

答え。

 

わたしは何を知りたいのだろう?

 

知りたいことなんて何もない。

 

わたしはただ、疲れたから休ませて欲しいだけだ。

 

そんなに大きな望みだろうか?

 

そんなに贅沢なことを、わたしは望んでいるのだろうか?

 

神さまは、なぜ虐待を続けるのだろう。

 

どうして、このような世界を創り、そしてわたしを苦しめるのだろう。

 

考える。

 

考える。

 

そうして、

 

ついに、

 

考えることをやめた。

 

わたしは諦めたのだ。

 

サレンダーしたのだ。

 

もう何もいらない。

 

わかったよ。

 

もういいから。

 

あなたの好きにすればいい。

 

そうやって、あなたの不思議な創造を続けたらいい。

 

わたしは悲しみの中で、普通の日常を悩みながら生きることにした。

 

しばらく時間が経った。

 

ある日のことだった。

 

といっても、一つずつの奇跡は、本当に少しずつ起こっていたのだ。

 

その時。

 

確かにあなたがいた。

 

あなたはいつもわたしとともにいたのだ。

 

神さま。

 

そういうことだったんですね。

 

でも、どういうことなんだろう?

 

考えると、わからなくなる。

 

わたしの頭はおかしい。

 

いちばん大切なことを、知ることができないのだから。

 

でも、わたしにはわかる。

 

ハートが、魂が、震えている。

 

わたしはここにいる。

 

あなたに必要とされてここにいる。

 

誰だってそうだ。

 

この世界のどんな人も、必要とされてここに存在している。

 

物語の登場人物が一人でも欠ければ、その物語が成立しないように、この宇宙生命の何か一つでも損なわれるようなことがあれば、宇宙はバランスを保つことができずに消滅するのだ。

 

愛する兄弟たち。

 

よく聞いてください。

 

宇宙はあなたを必要としています。

 

あなたがいなければ、この世には何もありません。

 

生きてください。

 

もちろん、生きるのは苦しいですよね。

 

辛いですよ。

 

きっと、あなたもわたしと同じように、生きることの意味がわからないことでしょう。

 

でも、保証します。

 

生命はそれ自体が目的です。

 

わたしたちに与えられた役割は、とてもバカげたものに思えます。

 

人間とは何か?

 

どうして、こんな滑稽で退屈な世界に閉じ込められているのか?

 

そうじゃない。

 

そうではないんです。

 

わたしたちは宇宙です。

 

宇宙はわたしたちです。

 

あなたと宇宙は別々に存在しているわけじゃありません。

 

あなたが動くと、それは宇宙が動いていることと同じです。

 

このことは、あたりまえのように聞こえますか?

 

宇宙が動いています。

 

あなたが宇宙を動かしています。

 

あなたの手、

 

あなたの足、

 

あなたの体、

 

あなたの心、

 

思考も、感情も、すべてが、宇宙の中の動きとして振動しています。

 

生命は、それ自体が目的です。

 

何が起きていますか?

 

何が起きていると思いますか?

 

わたしは、愛が起きているように感じるのです。

 

どうか、このことを頭で理解するのをやめてください。

 

それは頭では理解することができません。

 

人間には、理解することのできないことが起こっています。

 

でも、それをあなたは理解することができます。

 

あなたは理解です。

 

あなたは理性であり、あなたは理解です。

 

何かがそこにあるなら、それはあなたです。

 

何かとあなたが別々であることはあり得ません。

 

わたしは言葉を超えた神秘について、今あなたに伝えています。

 

わたしたちが犯した過ちは、考えることの中にあります。

 

考えているのは、悲しい獣です。

 

考えていないのは、喜びのスピリットです。

 

気づいている意識は、神の愛です。

 

あなたは意識であり、神の愛であり、一つのスピリットであり、存在するすべてです。

 

深呼吸を繰り返してください。

 

思考を手放してください。

 

考えても出ることのない答えを求める心を捨ててください。

 

感情を手放してください。

 

世の中に対する怒りや悲しみの思いを、他人の幸せを願い、人の役に立つ行為を行うためのきっかけに変えてください。

 

神を愛する。

 

人を愛する。

 

自分を愛する。

 

すべて同じことです。

 

愛。

 

それだけが答えです。

 

愛。

 

それだけが存在します。

 

たくさんの導きがあります。

 

たくさんの教えがあります。

 

その中で、わたしがあなたに伝えるのは、「祈り」と「瞑想」の生活です。

 

「祈り」は、すべてのものに感謝を捧げることです。

 

「ありがとう」の思いのことです。

 

「瞑想」は、すべてのものが一つであることを思い出すことです。

 

何も考えず、静かにしていることです。

 

祈りと瞑想が導く先にあるものは、今ここにあるものです。

 

それは、神の愛です。

 

あなたはすでに神の愛です。

 

神は愛です。

 

そして、あなたは「神の愛」です。

 

つまり、「愛の愛」です。

 

一つの奇跡があります。

 

その奇跡の上に、さらなる奇跡が起こっています。

 

あぁ、神さま。

 

このことを彼らに伝えられることに感謝します。

 

そして、愛する兄弟たち。

 

あなた方に感謝します。

 

あなたがいなければ、わたしは何者でもありません。

 

あなたとわたしが一つの奇跡を共有することで、福音は起こっているのですから。

 

さぁ、すべてのことを忘れることで、すべてのことを思い出してください。

 

これを聞いて、あなたには、「じゃあ、具体的に何をすればいいの?」という思いが生まれることでしょう。

 

どうか、体の力を抜いて、それらの思いを手放してください。

 

あなたが生まれたときから、神から遣わされた聖霊と天使たちがあなたと共にいます。

 

その聖霊と天使たちが、あなたを導きます。

 

導きは必ず起こります。

 

何をしたらいいのか、なんとなくわかるようになります。

 

その、なんとなく気が向かう方に進んでください。

 

心から好きだと思うことを、楽しんでください。

 

怖れ?

 

手放してください。

 

不安?

 

手放してください。

 

心配?

 

吹き飛ばしてください。

 

勇気を持ってください。

 

あらゆる困難は跡形もなく消えてなくなります。

 

あなたには様々な問題を乗り越える力があります。

 

あなたは力です。

 

揺るぎない力です。

 

打ち砕いてください。

 

怖れないでください。

 

星の数ほどの天使たちが今、あなたを支えています。

 

あなたは負けません。

 

奇跡に参加してください。

 

自分には価値がないという嘘を、見破ってください。

 

あなたは愛です。

 

そのことを、祈りが教えてくれます。

 

ありがとう、ありがとう、ありがとう。

 

瞑想が知らせてくれます。

 

静かに、静かに、静かに。

 

24時間、365日を、祈りと瞑想で満たしてください。

 

あなたの幸せを宇宙に与えてください。

 

そうすれば、宇宙はあなたに宇宙そのものを与えてくれます。

 

求めてください。

 

そうすれば与えられます。

 

あなたの生きる毎日が、宇宙の必要を満たし、かけがえのない命として、喜びの中で、魂の震える歌を歌うものとなりますように。

 

愛と光を。

 

p.s.

 

究極のメッセージがあります。

 

わたしの伝えたことのすべてを忘れてください。

 

答えはすべてあなたの中にあります。

 

探してください。

 

そうすれば見つかります。

 

クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (mind books)

クリシュナムルティの瞑想録―自由への飛翔 (mind books)

 
恐怖なしに生きる

恐怖なしに生きる

  • 作者: J.クリシュナムルティ,J. Krishnamurti,有為エンジェル
  • 出版社/メーカー: 平河出版社
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 25回
  • この商品を含むブログ (4件) を見る