信じる心、夢見る心、愛する心、ネコの心。
わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。
だがそのときには、顔と顔とを合わせて見ることになる。
わたしは、今は一部しか知らなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。
それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つはいつまでも残る。
その中で最も大いなるものは、愛である。
【コリントの信徒への手紙一 13章 12節から13節】
わたしたちの目に映っているこの世界は幻です。
この世界は、実際には存在していません。
わたしたちは、自分たちの心の中にあるものをこの世界に投影しています。
とてもリアルに、本当にそこに存在しているかのように。
もし、何かがあなたを悲しませるのなら、あなたはその何かに悲しみを投影しています。
もし、何かがあなたに怒りを覚えさせるのなら、あなたはその何かに怒りを投影しているのです。
あなたの内側にあるものが、あなたの外側に存在するように錯覚してしまうのは、あなたが「自分」と、「自分ではないもの」を混同しているためです。
あなたは愛です。
それ以外の何者でもありません。
あなたが自分は愛であることを思い出したならば、あなたの中の悲しみは消え、怒りは解き放たれます。
そして、この世界にあなたが投影していた悲しみの原因、怒りの原因だとあなたが信じていたものもまた、消滅するのです。
こうして、あなたは愛だけを見つめ、愛だけを感じ、愛だけを体験することができるようになります。
だから、わたしは愛と光の中ではっきりとあなたに伝えます。
自分を信じる心を忘れてはいけません。
もし、あなたが自分を疑うなら、あなたは裏切られ、傷つけられるでしょう。
でももし、あなたが自分を信じ続けるなら、あなたは尊敬され、認められるようになります。
同じように、夢見る心を決して忘れてはいけません。
もし、あなたが自分の夢を諦めるなら、あなたは否定され、価値のない者のように扱われます。
でももし、あなたが自分の夢を守り抜くなら、あなたは支援され、多くの者に助けられます。
そして何より、愛する心を絶対に忘れてはいけません。
もし、あなたが自分を愛することをやめるなら、あなたは無視され、存在しないもののように誰もあなたに気づかなくなります。
でももし、あなたが自分を愛し続けるなら、あなたはすべての人に愛され、皆があなたの友となります。
愛するあなたへ。
どうか、信じる心、夢見る心、愛する心を思い出してください。
この世に生まれてくる前に、あなたが持っていたあのすべての栄光を取り戻してください。
愛と光の中で、
愛と光の中で、
愛と光の中で。
※聖書の引用は、日本聖書協会『新共同訳 新約聖書』からのものです。